プログラマーがリモートワークを始めて購入して良かったもの、後悔したもの
概要
2月末から無制限でのリモートワークが可能で、自宅で仕事を快適にするために色々購入しました。
外出にかけていたお金を、これらのものにだいぶつぎ込んでしまいました。
その中で買って良かったもの、後悔したものを書きます。
買って良かったもの
コーヒーメーカー
同じ粉から入れてるのに、ペーパードリップと比べて味が全く違いました。
現在はsirocaのSC-A211を使っていますが、とてもいいです。
以下の点が満足しています。
- お店で入れてもらうコーヒーと遜色なく、美味しい
- 入れられる量が一人暮らしにちょうど良い
- 保温が自動的に切れるので、消し忘れの心配がない
- 粉と豆、両方に対応している
対して
- 入れた後の豆を捨てるのが面倒
- 豆を引くときの音が気になる
のが不満な点です。
真空断熱タンブラー
コーヒーが冷めず、冷たい飲み物が結露しないのでかなり重宝しています。
サーモスの真空断熱タンブラーを使ってます。
値段が高い椅子
前傾チルトの機能がある椅子がすごくいいです。
私は姿勢が悪くて普通の椅子に座るのも辛いのですが、前傾チルトのを使うと姿勢が良くなり、長時間集中できるようになりました。
アーロンチェアなどの高いものは買えないのですが、大奮発してハーマンミラーのセイルチェアを使っています。
背中もメッシュで、デザインもかっこいいです。
ノートPCのスタンド
さらなる姿勢対策のために、ノートPCの高さを底上げするスタンドを買いました。
本を下に敷くのでも良いと思いましたが、仕事でPCがとても熱くなる作業をすることが多いので、熱が籠もらないようにスタンドを使うことにしました。
外付けキーボードを使うことが前提で、高さがあるものを買ったのですが、
首が下を向くことが少なくなって肩こりが改善したような気がします。
お花
緊急事態宣言中は全く外に出れずかなり病んでいました。
味気ない毎日だったのでTwitterで見かけた花の宅配便をなんとなく頼んでみたところ、ハマってしまいました。
花は複数の種類の花をまとめたセット販売になっていて、あまり考えなくてもお洒落な組み合わせの花が届きます。
部屋の雰囲気が定期的に変わって、外に出れない間かなり救われました。
水を換えたりなど世話をするのも新鮮で楽しかったので、いまでも定期的に頼んでいます。
招待コードを使うと無料で試せるようなので使ってみてください。
「A6XM」
プリズナートレーニングの本
プリズナートレーニングは、ほぼ器具を使わずにできる筋トレです。
普通の筋トレと違うのは、
* 特殊な器具を使わない
* すごく簡単なトレーニングから徐々にレベルアップしていく
ので普段運動をしない人でも取り組めます。
トレーニングのレベルが上がっていくと普段ジムで鍛えている人でも十分トレーニングになるようにかなりレベル分けがされています。
公園でできるので緊急事態宣言中はほぼ毎日公園でこれをやっていました。
トレーニングをしていると小さい子が、「筋トレしているやばいおじさんがいる!」と楽しそうに近づいてくるので若干恥ずかしかったです。
買って後悔したもの
ワイヤレスヘッドフォン
家の近くで工事が始まって、日中うるさかったので買ったのですが、夏場はすごい蒸れます。
なのでいまから買うならワイヤレスイヤホンの方が良いです。その中でもAirPods Proがおすすめです。
さらに悪いことに、購入したSonyのWH-H910Nは、今使っているMac Book Proとの相性が悪いのか、ブチブチと音が切れるので買ったことを後悔しています。
大量の本
家にいる時間が長くなったので「読むぞ!」と気合を入れて本を大量に買いました。
ただ、積み本が増えてお金がかかっただけなので、読み終わったら新しいものを買うようにしたいです。
自業自得ですが、部屋が狭くなりました。
「ライト、ついてますか」を読んだ感想
これは何?
「ライト、ついてますか―問題発見の人間学」という本を読んだ感想を書きます。
Amazonにの商品紹介に書いてある答えが気になって思わず購入しました。
以下、商品紹介より抜粋
自動車用トンネルを抜けた後も車のヘッドライトを点灯して走行し,そのまま長時間駐車してバッテリーを上げてしまった経験はありませんか? この種の問題の解決策としてトンネルの出口に「ライトを消せ」という標識を出すことが考えられるけど,それだと夜中にライトを消す人があるかも知れません。もしあなたがトンネル管理者なら,どんな標識を考えますか?
本の内容
問題の定義を考える上で、気をつけるべき考え方がユーモアのある例題を交えて記載されています。
- 問題とは何か?
- 正しい問題定義とは?
- 問題を見る視点を変えるとどうなるか?
- この問題は解くべきなのか?
などなど、書かれていたのは仕事を進めるうえで失念してしまいがちな項目ばかりでした。
どんな人におすすめか?
プログラマーやSE、などエンジニアのかたにおすすめです。
自分の職業はソフトウェアエンジニアですが、他の人から相談された内容や解法をそのまま問題定義として鵜呑みにしてしまうことがよくあります。
そして、問題定義をおろそかにして解決方法を作ることに飛びついてしまいがちです。
そんな業務の進めかたを見直すために利用できる内容でした。
感想
問題定義に対する普遍的な内容が書かれており、とても良い本でした。
自分のしてきた仕事と照らし合わせながら読み進めて、「ここは全然できていない」「あの時の進め方はこれがまずかった」など反省しながら読みました。
特に、2部に書かれた「彼らの解決方法を問題の定義と取り違えるな」の一文はすごく刺さりました。
複雑な計算をするプログラムを作る話なのですが、依頼者の視点だけで問題を考えるのは良く無いと考えさせられました。
自分も依頼された内容をそのまま鵜呑みにして、システム修正をした覚えがあります。
あのとき周りのことをもっとみていたら、もっと労力の少ない解法を提示したり、相談された問題定義が実は本当の問題ではなかったのではないかと思いかえしながら読みました。
また、3部に書かれた「問題によっては、それを認識するところが一番むずかしいということもある」の文も印象に残りました。
自分の提案した解決方法には穴があるのではないか?自分以外の人は問題をどう認識しているのか?というのを視点を変えて考えてみようというお話でした。
思い返すと、仕事で問題に対して解決策を考える際に自分本位になって考えていることが多かったです。
別のステークホルダー(他のシステムやクライアント)の視点で問題の認識に見落としがないかを考えていく必要がありそうだといまさらながら反省しています。
時間が無いと急かされて仕事をすると問題定義などが疎かになることが自分はよくあります。
この本はことあるごとに読み返して、自分の行動を見直したいと思います。